2026年4月28日火曜日

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』英雄を讃える歌

 TBSラジオ「アフター6ジャンクション」でライムスター宇多丸さんと宇垣美里さんが絶賛していた『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、その熱量に押されて2021年に初版で買ったハードカバーの帯に、すでにライアン・ゴズリングで映画化進行中と書かれていた。

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原作小説はまさに傑作で、ハズレのないアンディ・ウィアー作品の中でもちょっとレベルの違う作品に思えた。
ずっと映画化を楽しみにしていた。
今日早朝の回で観てきましたよ。



TVやネットで流れるシーンには非常に物語の核心に近い表現があって、いやネタバレやめてあげて〜と心で悲鳴をあげていたのだが、実際に映画全編を見るとそんなことは杞憂だったのだとわかった。
非常によく出来てはいるが多少科学的に難解なところのある物語をSFXで見事に表現し、その分鑑賞者に苦悩や友情、人間の弱さと強さをこちらの心のど真ん中に届けてくれる。
そして何よりウィアーのユーモラスな語り口が、この映画にはライアン・ゴズリングの名演によって再現されている。
ラストシーンのなんだかホッとする感じ。映像で見せてくれて本当に嬉しくて、つい劇場で笑ってしまった。
この映画は必ずBlu-rayでも入手するつもりだが、それは何度も観たいシーンがあるからだ。
宇宙への旅立ちの前夜催された壮行会の中で人類のために非情を貫く指揮官が唄うその歌が素晴らしいのだ。
エヴァ・ストラット(サンドラ・ヒュラー)が壮行会で独唱するのはワン・ダイレクションのハリー・スタイルズの楽曲“Sign of the Times”

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まさに英雄を讃える歌。
この作品は栄誉の影にある犠牲についての物語でもある。

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