初めて『巌窟王』を読んだのは、小学校高学年の頃、父が買ってくれた「少年少女世界の名作」という子供向けの全集に収録されたものだった。
特に父自身が子供の頃感動した作品として、『あゝ無情(レ・ミゼラブル)』とともに勧めてくれた一編で、特別な思い入れのある作品だ。
その『巌窟王』が、昨年『モンテ・クリスト伯』として映画が公開され、光文社古典新訳文庫でも原典新訳版の刊行が進んでいる。
全6巻で最終巻の刊行は28年8月までかかるらしい。
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小学生の時に読んだものとはまるでボリュームが違うわけだが、どの一文も躍動していて、長い物語を読んでいる感じがしない。
翌日続きを読み始めても、それまでにエドモン・ダンテスの身に降りかかったあれやこれやが鮮やかに思い出され、すぐにその世界に没入させられる。
まさに文豪の名作。
色褪せない、生涯をともに歩む物語となりそうだ。
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