レコードのクリーニング液は市販品も多くありますが、コストが高く、使用量が多いと負担が大きくなります。
そこで本記事では、市販品と同等の効果を持ちながら、圧倒的に安価に作れる“自作クリーニング液”の作り方をまとめました。
実際に中古レコードをクリーニングした経験をもとに、
- 必要な材料
- 配合の根拠
- コスト比較
- 注意点
を、わかりやすく解説します。
---
なぜレコードにクリーニング液が必要なのか
中古レコードは“皮脂・カビ・埃”が付着している
一般家庭で長期間保管されていたレコードは、
- 皮脂汚れ
- カビ
- 静電気による埃
がこびりついていることが多く、乾拭きでは落ちません。
湿式クリーニングが最も効果的
湿式クリーニング液は、
- 皮脂を溶かす
- カビを浮かせる
- 静電気を抑える
という効果があり、音質改善に直結します。
---
市販クリーニング液の問題点(コスト)
高品質だが高価
例:レイカ・バランスウォッシャー
- 200ml で約5,000円
- 使用量が多いとコストがかさむ
自作すれば“同等の効果で1/6の価格”
この記事の自作レシピでは、
約850円で1000ml(1リットル) 作れます。
---
自作クリーニング液の材料と役割
① 精製水(ベース)
- ドラッグストアなどで入手できるコンタクトレンズ洗浄用でOK
- 500ml 約100円と安価ながら、不純物が少なく、レコードに優しいと思います。
② アルコール(皮脂を溶かす)
- 無水エタノールが理想ですが、酒税がかかり高価(というほどでもありませんが・・・)
→ イソプロピルアルコール(IPA)50% が最適解かと思います。
- 価格は400円前後
- アルコール分25%濃度に薄めて使用することになります。(レシピ参照)
③ 界面活性剤(汚れを浮かせる)
- ドライウェルという写真現像用の薬剤、ヨドバシでもビックカメラでも売ってます。
- これが水滴化を防ぎ、溝に入り込みクリーニング効果を高めます。
---
自作クリーニング液の作り方(レシピ)
配合例(1000ml)
- 精製水:250ml
- IPA 50%:250ml
- ドライウェル:数滴(スポイト1〜2滴)
作り方の手順
- 空きボトル(100均のソースボトルがいい感じ)に精製水を入れる
- IPA を加える
- ドライウェルを数滴入れる
- 軽く振って混ぜる(少し発熱します)
- 完成
※泡立ち・発熱はすぐ収まるので問題なし
---
実際に使ってみた効果
市販品とほぼ同等の洗浄力
- 皮脂汚れがしっかり落ちる
- 盤面に薬液が残らない
- 長期的な変質も起きにくい
唯一の注意点:IPAの匂い
- IPA特有の匂いがやや強い
- 換気しながら使用すると快適
---
コスト比較(市販 vs 自作)
種類 | 容量 | 価格 | 1mlあたり |
レイカ(市販) | 200ml | 約5,000円 | 25円/ml |
Ninonyno(市販) | 500ml | 約3,000円 | 6円/ml |
自作クリーニング液 | 1000ml | 約850円 | 0.85円/ml |
---
まとめ|自作クリーニング液は“安くて効果的”
- 市販品と同等の効果
- コストは圧倒的に安い
- 材料はすべて入手しやすい
- IPAの匂いだけ注意
レコードを多く持っている人ほど、自作クリーニング液はコスパ最強の選択肢です。
拭き取り用のペーパーも専用品は高価ですが、化粧用品の『シルコット』が最高に快適に拭けますよ!

0 件のコメント:
コメントを投稿