2022年10月14日金曜日

数ある新本格の中でも屈指の魅力キャラ:『魔眼の匣の殺人』今村昌弘

『魔眼の匣の殺人』がついに文庫化された!


『屍人荘の殺人』も本格推理としての完成度も高く、伏線がビシビシと小気味よく回収されていく快作であった。

それにしても探偵剣崎と葉村の新コンビは、数ある新本格の中でも屈指の魅力キャラと思う。

「マダラメ機関」と言う敵役の設定で、物語のスケールを充分に担保し、続きを楽しみにさせるところもニクい。

それにしても文庫化まで3年半・・

文庫派の私にとっては、待ち遠しくて待ち遠しくて何回創元さんのホームページを検索したかわからんくらい。

その期待ゆえに過大評価になっているかもしれないが、ただただ面白かった。そしてここから『兇人邸』の文庫化を待つ日々。

いや、待ってるのも楽しいのよ。ホントに。


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