2017年5月8日月曜日

オールマン・ブラザーズ・バンド『フィルモア・イースト・ライブ』のポリドール盤、カプリコーン盤聴き比べ

オールマン・ブラザーズ・バンドの、というよりロック史上に残る名ライブ盤『フィルモア・イースト・ライブ』のポリドール盤が手に入った。


最初に聴いたのが、2003年発売のデラックス・エディションのCDで、アナログも欲しくなっていつもの狸小路Fresh Airで買ったのがカプリコーン盤。
ジャケの右上にレーベルマークが入っていて見分けが付くし、背のデザイン、ライナーノーツのデザイン(中身は一緒)も異なる。



もともとこの盤はカプリコーン・レコーズというレーベルから出ていて、日本ではVICTORが販売権を持っていた。
カプリコーン・レコーズは、あの南部レーベルの雄「スタックス」のマネージャーだったフィル・ウォルデンが、ウィルソン・ピケットの『ヘイ・ジュード』の録音でリード・ギターを弾いたデュアン・オールマンのプレイを聴いて惚れ込み、彼らのバンド「オールマン・ブラザーズ・バンド」のために作ったレーベル。
 で、このカプリコーン・レコーズが70年代末に倒産してしまい、販売権がポリドール(米ではカプリコーンの販売権はポリドールにあった)に移ったっため邦盤は二種類存在するというわけ。

この二枚は、どういうわけか音も少し違う。
後発のポリドール盤の方が少し中域に張りがあり、高域も少し伸びている感じで実体感がある。
逆に言うとカプリコーン盤は、同じ音圧を得るためにもう少しボリュームを上げられるので、大音量で楽しむ向きにはいいのかもしれない。
僕自身は小音量、小音像派なので、このポリドールの音作りは有り難い。


フィルモア・イースト・ライヴ
オールマン・ブラザーズ・バンド
ユニバーサル ミュージック (2017-05-17)
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