2023年1月12日木曜日

レコード棚を総浚い :『The Beach Boys / Pet Sounds』

ロック・アルバムのランキング企画をやればほぼ必ずTOP3には入る大名盤。

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解説不要の有名盤だが、今回聴いているのは復刻の180g重量盤。
1973年の第一次オイルショックで石油を原材料とするレコード盤は薄くなってしまった。

当時これを軽量盤と呼んで、その後アナログレコード・ブームの再来で重量盤再発が相次いだ。
しかしこの盤の音質は今ひとつで、普段聴くのはもっぱらSACD盤の方だ。

 

故中山康樹氏の『ビートルズから始まるロック名盤』では、本盤について、モノラルであるが故に、感情としてのサウンドの濃淡が繰り返し変化する「この世に存在しない色彩のグラデーション」が、ある到達点に収斂していく、モノラルレコードの最高峰、と紹介している。

 

 

なんとかその魔法を聴き取ろうと、再生モードをモノラルにして(愛用のプリアンプMcIntosh C2200にはMONO再生機能が付いている)挑んでみるが、なかなかその境地には到達できない。

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