2017年9月26日火曜日

一応アナログレコードもディジタル化できるようにしておこうかな、と思ってね

アナログレコードが好きだ。
あの実体感のある音。
あの大きさ。
くるくる回っているのが見えるところ。
全部が好きだ。

一方で、趣味で曲作りをやっている身としては、音楽のディジタル化にも大きな恩恵を受けている。
機材の低価格化。
編集作業の信じられないほどの簡便化。
機材に依存する「味」のようなものは薄くなったが、そのぶん音そのものの再現性は高くなっている。

ディジタル化といえば、iPodの登場で一般家庭でも「録音する」という概念は大きく変わった。
ステレオセットに組み込まれた録音用の機器、たとえばカセットデッキ、MDデッキ、DATデッキのようなものは、必要なくなり、音楽はPCに取り込まれた。
我が家にも、もう録音できる機材はメイン・オーディオには組み込まれていない。

こうなると、オーディオのシステムとPCで扱うディジタル音源の間がうまく繋がらなくなる。
具体的に言うと、「レコードを録音する」という昔なら当たり前の行動が、今ではけっこう難しいことになっちゃってる。
滅多にしないレコードの録音のために、USB付きのプレーヤーを買うのもなんだし、そういうプレーヤーの品質もだいたいアレだしね。

で、思いついたのが音楽制作システムとメイン・オーディオを物理的にケーブルで橋渡ししちゃえばいいんじゃね?ということだ。 これなら出費も最小限で済む。

そういうわけでちょっとビックカメラ行って買ってきた。





左の二本は、RCA規格のピンをフォーンに変換するやつで、これはもともと持ってた。

MDをPCに取り込む時に買ったもので、SONY製。
ずいぶん使ってなかったからちょっと錆びてるな。

右の二本が今回買ったもので、RCAピンケーブルが両側に刺さるタイプ。
オーディオテクニカ製ね。
普通はケーブルの延長に使う。

で、メイン・オーディオとディジタル録音環境との間に横たわる3メートルを埋める、長めのRCAケーブル。
これはJVCブランドのビクター製。
併せて1,000円弱。


アナログレコードってのは、プレーヤーから取り出した信号そのままでは聴けない。
トレースしにくい低音を小さめに取り出して、イコライザーで補正して出力することになっているから。
つまりイコライザーを通した後で取り出さなきゃならない。
ウチではこのMcIntosh C2200というプリアンプに内蔵されたフォノイコを使っているから、取り出し元はこのプリアンプということになる。





で、幸いなことに、このプリアンプからの出力は、普段これまたMcIntoshのMC275という旧式の真空管アンプに接続されていて、この接続部、横についていて、しかも熱対策でラックの一番上に置いてあるからすぐに外せる。




これをさっきのヤツにつなぎ替えると、こーなる。


PC側では、アナログ信号そのまま持ってこられても処理できないから、DACならぬADCを使うが、音楽制作周りでは普通こういう機材をオーディオ・インターフェイスと言う。
ウチの古女房はコレ。


イマドキ、ファイヤーワイヤーですわ。
まさかファイヤーワイヤー無くなるとは思わんかった。
サンダーボルトとの変換アダプタがあるんで、まだしばらく大丈夫かなと思ってたけど、昨今そのへんも危ないですな。

これにさっきのSONYのアダプタ噛ましてRCAケーブル刺すんですが、試しにレコードかけてみても、信号が来ない。
いやまあ錆びてるのは気になってたんですよ。
グリグリしたらガリガリ言うから、とりあえずポリッシュで磨いた。


綺麗になりましたね。
信号も来ました。
こういう基本的なことが大事なんだよなあ。


で、これをMacbookにインストールしたDAW(ディジタル・オーディオ・ワークステーション、ダウって読むのが普通)で録音していく。
使っているのは普段曲作りに使っているAppleの『Logic Pro8』


 ケーブルのLRから別々の信号が来ているので、2トラック作って別々に録音する。


とりあえず一曲だけ録ってみた。
気持ち悪いくらい原音どおりに録れるのが今のディジタル録音。
あっけなく再生音通りのコピーが出来上がった。
今のところCDプレーヤーを通して聴く予定はないので、録音ができるとわかったところで作業終了だが、このLogic Proにはマスタリング用のプラグインが装備されているので、最後にこれでちょっと遊んでみる。

バラード用とか、ヒップホップ用とか、古い映画風のサウンドになるものなんかも入っている。
全体に、音がイキイキした感じになるプログラムが多くて、古いレコードでも最近の音楽みたいな音になる。
聴いた瞬間には、おお!と思うけど、それだけ。
その時代のレコードには、その時代のサウンドがやはりいいと思う。


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