ジャケ買いで買ったこの一枚のおかげで、アルバート・ハモンドというシンガー・ソングライターを知った。
これがきっかけで彼のヒット曲『It
Never Rains in Southern
California(カリフォルニアの青い空)』(1972)を聴いてみると、堺正章さんのデビュー曲『さらば恋人』と同じモチーフが使われていたが、こちらは71年のリリース。時代の空気感を共有する曲なのだろう。
翌年リリースの本作『The Free Electric Band』は、畢生の名作『It Never Rains in Southern California』と較べれば、いささか地味な印象だが、その分
ソングライターの心情がストレートに伝わってくる誠実さを感じる。
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