年末には買った順に棚に放り込まれたレコードを、洋楽はABC順に、邦楽は五十音順に並べ替える。
作業を終えてみると、買った時に聴いただけというレコードがたくさんあって、我ながら呆れる。
知人に、所有しているレコードとCDをすべてデータベース化している猛者がいる。彼には及ばないが、すべてのレコードをもう一度聴き直してみるくらいのことはしてもいいだろう。
「A」の最初はABBA。
あの『DANCING QUEEN』収録の3rd。大ヒットしたアルバムでご家庭にお持ちの方も多いだろう。私は先輩からの頂き物だ。
一緒に頂いたベスト盤も併せて聴く。
やはり『DANCING QUEEN』は不思議な曲だ。
肝は構成にあると思う。
イントロはサビをそのまま演奏するが、Aメロに先駆けてドミナントコードに展開していくところから歌い始める。
曲中もっとも不安定なところから歌い始めるわけで、嫌が上にも強い安定が欲しくなる。
そこにあの『dig in the Dancing Queen』というキラーフレーズが来て、ホッと一息。
改めて、『Friday night and the lights are low』と物語が始まった時、すでに我々はこの曲の魔法に絡め取られているのだ。
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