こんなことを宣言する必要はまったくないことはわかっている。
しかし宣言しておく。
来年はフュージョンを聴く。
あまり人に言ったことはないが、David T.Walkerが大好きだ。
といってもODEレーベルから出ていた3枚と比較的最近のDream Catcherという作品しか持っていない。
しかし、これらのCDのリピート率が半端ない。
聴き始めると、その心地よさにずっと繰り返して聴いてしまう。
ODEレーベルの3枚は、なかなかCD化されず幻の名盤と化していたのが2006年に紙ジャケCD化された。
名曲揃いだし、ジョー・サンプルだし、チャック・レイニーだし、ビリー・プレストンだし、もう品薄になっているようだから3枚まとめて買っておくしかないと思う。
5年ほど前に札幌に来たことがあるのだが、クリスマス直前の繁忙期で行けなかった。
残念に思っていたが、来年2月にラリー・カールトンとの共演で札幌に来てくれるとのことで、チケットを確保した。
とても楽しみだ。
上の写真にも写っているが「夜の彷徨い」は昔愛聴していた。
でもラリー・カールトン名義のものはこれと、ロベン・フォードと共演した東京のライブ盤しか持ってない。
これを機に、多くのバンドでその腕を振るったラリー・カールトンのキャリアを追いかけてみたいと思っている。
最近、再結成したカシオペアが(カシオペア3rdというらしい)オリジナル・アルバムを発表したので聴いてみた。
キーボードは向谷実ではなく、女性キーボーディストがオルガンメインで弾いている。だからサウンドが違う。が意外と合っている。
なかなかいいですよ。
渡辺香津美もフュージョンど真ん中のアルバムを今年最後にリリースしてきた。
これはすごい!
まだ釧路にいたころ、コンサートに行ったんだ。
もうただただ弾きまくられるギターの奔流に圧倒されるばかりのステージだったけど、最後の最後、ギャンギャンにバンドが盛り上がってすべての楽器があらん限りのスピードでかき鳴らし、打ち鳴らされている中、香津美氏、ふいにステージ袖に隠れたかと思うと大きな大きなハサミを手に戻ってきた。
いったい何を・・と思っているうちに、そのハサミでギターの弦を挟んで全弦をバッチーン!!!!と切断した。
その壮絶なノイズの中、バンドは演奏を止めステージが終わった。
観客はその過激な演出に大盛り上がりで、その夜の様子はまさに熱狂という言葉でしか表現できないものだった。
あれから30年以上経ってるはずだけど、そのニューアルバムを聴く限り、音楽的な過激さは変わっていないように思う。
前衛に走らず、メインストリームの中でこれだけの過激さを表現できる渡辺香津美という音楽家、本当に只者ではない。
これらのアルバムを聴いていたらまた自分でもギターを弾きたくなった。
まあ、継続的にギターは弾いている。
けどちっともうまくならないんだなあ。
そういえば、昔大学の音楽サークルにいた頃、卒業生の追い出しコンサートでドラマーの先輩が急にギターを抱えてステージに出てきて、実に見事にラリー・カールトンのルーム335を弾いたんだ。
カッコ良かったな。
ルーム335、練習してみようかな。
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