先週、昔の仲間が札幌を訪れて来た。
懐かしいなと二日続けて痛いほど飲んだ。
夢があったから、定年まで勤め上げるような生き方が出来なかった。
それなりに面白い人生だったが、ここにきて少し疲れを感じる日もある。
そいつもまあ、色々あった奴だ。
気がつけば、お互い自分の話ばかりしてうまく噛み合わない会話が続いた。
なんとなく疲れが取れないまま、無為な週末を過ごして月曜日が来た。
そんな僕のために妻がトンカツを揚げてくれた。
ビールとトンカツの後、部屋に戻ってCDラックのダイアナ・クラールが呼んでいるような気がして、『Night and Day』の入ったこのアルバムを選んだ。
プリアンプが不調で、COPLANDの真空管プリメインで鳴らしているからか、いつもより少し音像が小さく、ステージからではなく、この部屋で歌っているような音がする。
そんなこともあるさ、とやっと思えるようになった。
音楽に救われるなんてしょっちゅうだが、 歳をとると有り難みが増すね。
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