(たぶん)ピーター・バラカンあたりの本で読んだ話。
スティーヴィー・ワンダーに「ポピュラーソング史上最も優れたギターソロは何か?」と問うたら、マリア・マルダーの「オールド・タイム・レディ」収録の「真夜中のオアシス」でエイモス・ギャレットの弾いたソロだと答えたそうだ。
そんな話聞いたら誰だって聴きたくなるだろう。
もちろん聴いてみた。
エイモス・ギャレットのギターソロは、よく「星屑の」と形容されるが、まさに言い得て妙。流麗なグリッサンドと歯切れよく飛び回るパッセージのコンビネーションは、彼のシグニチャーと言える。
その後、マリア・マルダーのご主人であるジェフ・マルダーとエイモス・ギャレットが参加しているポール・バターフィールズ・ベターデイズの「ベターデイズ」というアルバムも聴いてみたが、ここでも星屑ギターは炸裂していた。
この「ベター・デイズ」で最も顕著な星屑ギターを披露している曲はパーシー・メイフィールド作の「Please Send Me Someone to Love」だと思うが、エイモス・ギャレットが、そのパーシー・メイフィールドへのトリビュート・アルバムを出すと聞けば、これまた聴かないわけにはいかないだろう。
やっと、今日の本題「Get Way Back」の登場である。
しかしこのアルバムでは、むしろエイモス・ギャレットのヴォーカリストとしての側面が強調されているようだ。
存在感のある低音で、非常に渋い喉を聴かせる。
もちろん星屑ギターも随所で楽しませてくれ、特に4曲目の「NEVER SAY NAW」でのソロは「真夜中のオアシス」を彷彿させる名演だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿